学会誌「美術教育」関係

学会誌「美術教育」投稿論文等執筆細則

1学会誌に掲載される「研究論文」及び「実践報告」、「調査報告」、「研究ノート」は、本細則に従って執筆するものとする。なお、「書評」及び「書籍紹介」、学術研究大会記録、その他の原稿については、それぞれ指定されたWordのフォーマットを学会ホームページよりダウンロードして別途定める事項に従って執筆すること。

1 原稿の形式
(1)文字原稿は、A4版横書きとし、指定されたWordのフォーマットを学会ホームページよりダウンロードして、本細則に従って執筆すること。
(2)原稿は、本文のほか、和文及び英文の題目、氏名、要旨、キーワード、所属、註までを含めて、刷り上がりで14頁以内を厳守すること。
(3)1頁目の和文及び英文の題目、氏名、要旨、キーワード、所属のレイアウトは固定とし、行数やレイアウトの変更は認めない。
(4)本文は、1頁あたり最大2,024字(1行23字×44行×2段)とする。なお、図版及びキャプション、註、改行などによる空白も文字数に含める。
(5)和文要旨と英文要旨(Abstract)は、内容が一致すること。また英文の題目と要旨(Abstract)は、原則として、英語を母国語とする人のチェックを受けること。
(6)読点は(、)、句点は(。)を使用すること。

2 表記について
(1)原則として常用漢字を使用する。ただし、慣例による場合や固有名詞はこの限りではない。特に異体文字を使用するときは、出力した原稿の該当箇所を赤丸で囲む。平仮名は、現代仮名遣いによる。
(2)特別な文字や変換できない文字などの使用を必要とする場合には、その箇所に□を入力し、プリントしたものの該当箇所に正しい文字を朱書きする。
(3)英数文字は、頭文字や固有名詞、略称(例:NHK)などを除いて、原則として半角とする。

3 図・表・写真の扱い
(1)表には、その頭に「表1」「表2」(出現順)を記し、そのタイトル等をその右に続けて記入する。キャプションの位置は、表の左端に合わせて左詰めとする。
(2)図及び写真の下段に、「図1」「図2」または「写真1」「写真2」(出現順)と記し、タイトル等をその右に続けて記入する。キャプションの位置は、図及び写真の左端に合わせて左詰めとする。
(3)原則として図・表・写真の左右には本文を割り付けない。
(4)学会誌はモノクロで印刷されるため、現物の図・表・写真は、黒一色で作成された鮮明な版下を提出する。ただし、査読用にはそのコピーを提出すればよい。

4 項立て・見出し
(1)項立て・見出しは、下記のような半角英数字と見出し語のみとする。
・大項目 1 2 3  …
・中項目 1-1 1-2 1-3 …
・小項目 (1) (2) (3) …
・細項目 a b c …
(2)大項目は見出しの入る行(1行または複数行)の前後1行を空ける。中項目は、前1行を空ける。小項目以下は行を空けない。

5 引用について
(1)直接引用文は、「 」内に入れる。6行を超える長文の場合は、引用文の前後1行を空け、2字分下げる。
(2)直接引用で、旧漢字、旧仮名遺いを用いた場合は末尾に(原文のまま)と表記する。それらを常用漢字や現代仮名遺いに改めた場合は、末尾に(常用漢字、現代仮名遺いに改める)と表記する。
(3)原文の誤字や当て字をそのまま引用する場合には、該当する文字の上に「原文ママ」と表記する。

6 謝辞・付記・註
(1)謝辞・付記・註がある場合は、論文の末尾にそれぞれ、[謝辞]、[付記]、[註]の順で記載する。引用文献および参考文献は註に含める。
(2)註の番号は該当する文節の末尾上(右肩)に通し番号1)、2)、3)・・・(出現順)で示す。註で文献を記す場合は、以下の順に全角カンマ(,)で区切って示す。海外の文献についても同様とする。
a 和文雑誌
著者,発行年,「論文名」,『雑誌名』,雑誌の巻(号),発行所(学会名),頁
例:1)大橋功,2017,「描画活動における知覚と表現の関係に着目した『表現タイプ』についての考察:『歯磨きの絵』にみる特徴的表現を通しての検討」,『美術教育』,301,日本美術教育学会,pp.14–22
b 和文書籍
著者,発行年,「章など」,編者,『書籍名』,出版者(発行所),頁
例:(単著の例)
2)岡本太郎,1954,『今日の芸術:時代を創造するものは誰か』,光文社,pp.215–234
(編者がいる場合の例)
3)垣内国光,2011,「共感共生労働としての保育労働」,垣内国光(編),『保育に生きる人びと:調査に見る保育者の実態と専門性』,ひとなる書房,pp.17–19
c 翻訳書
原著者姓(姓名原語表記),訳者名,発行年,『書名』,出版社(発行所),頁
例:4)V.ローウェンフェルド,竹内清他訳,1963,『美術による人間形成:創造的発達と精神的成長』,黎明書房,pp.28-29
d 欧文雑誌
著者,発行年,“ 論文名”,雑誌名(イタリック),巻(号),頁
例:5)Mitsuru Fujie, 2003, “A Comparative Study of Artistic Play and Zoukei-Asobi”,Journal of Aesthetic Education, 37(4), pp.107–114
e 欧文書籍
著者,発行年,“章など”,編者,書名(イタリック),版, 出版者(発行所),頁
例:(単著の例)
6)Ruth H.K. Wong,1974,Educational Innovation in Singapore,The Unesco Press,
pp.1–6
(編者がいる場合の例)
7)Kevin Crowley, Palmyre Pierroux, and Karen Knutson,2014,“The museum aslearning environment”,In Keith Sawyer (Ed.),The Handbook of the LearningSciences,2nd Edition,Cambridge University Press,pp.461–478
f ウェブサイト
例:8)日本教育大学協会全国美術部門大学美術教育学会HP,http://www.uaesj.com/(2015年2月19日閲覧)
g 「同上」及び「前掲」の表記
① 同じ文献で通し番号が続いている場合は、既述の項目の重複部分を省略し、同上、該当頁を示す。
例:(和文の例)
9)同上,p.22(又はpp.22-23)
(欧文の例)
10)Ibid.,p.22 (又はpp.22-23)
② 通し番号は続いていないが既述の同じ文献を引用する場合は、著者名(姓のみ)、前掲註番、頁を示す。
例:(和文の例)
11)木下,前掲5,pp.160-165(又はp.160)
(欧文の例)
12)Howard Gardner,op.cit.,p.122 (又はpp.122-123)
③ 同一著者による前掲文献が複数ある場合は、著者名(姓のみ)、前掲註番、「文献名」、頁を示す。
例:(和文の例)
13)岡本,前掲2,『今日の芸術:時代を創造するものは誰か』,p.234 (又はpp.234-235)
(欧文の例)
14)Howard Gardner,op.cit.,Creating Minds,p.122 (又はpp.122-123)


付 則
この細則は、平成16年4月1日より施行する。
平成17年4月1日一部改正
平成20年4月1日一部改正
平成22年4月1日一部改正
平成24年4月1日一部改正
令和2年4月1日一部改正
令和4年4月1日一部改正
令和7年4月1日一部改正

学会誌「研究論文」査読規程

1.投稿「研究論文」の査読は、一編につき、編集委員会の委嘱する3名の査読者によって行う。
2.査読者の選定は、以下に基づき学会会員の中から編集委員会が行う。
(1)査読者は原則として10年以上の研究・実践歴を持ち、1件以上の論文又はこれと同等以上の公開出版物を発行している者。
(2)投稿者と同一の機関に属する者又は研究・実践上綿密な関係にある者を選定しない。
(3)論文の論題に近い研究者を少な
くとも1名は加える。
3.査読者は「査読基準」に基づき査読し、その結果及びコメントを編集委員会に報告する。なお、査読は、投稿者の所属、職名、氏名を伏して行う。
4.査読結果は a)採択、b)修正採択、c)不採択とする。
a)採択-掲載できる(多少修正した方がよい場合も含む)
b)修正採択-指摘されたことを再検討し、修正されれば掲載できる
c)不採択-掲載しない
5.編集委員会は、3名の査読の結果及びコメントを投稿者に査読者名を伏せて文書により告知する。
6.「査読基準」を次のように定め、各査読者がa、b、cの判定をする。査読者3名の判定結果を「別表1」に照らし合わせて、最終的な判定を編集委員会が行う。
(1)研究内容
・独創性、新規性
・研究分野の発展・伸展への寄与
・研究継続の意義
(2)研究方法
・先行研究の検討や引用の適切性
・研究目的に応じた視点、調査方法、考察の妥当性
(3)論述
・論旨の明快さ、一貫性
・表記や用語使用の適切さ

別表1

採択a 修正採択b 不採択c
aaa aac acc
aab abb bbc
  abc bcc
  bbb cc